4月27日(木)、全校児童が体育館に集まって、1年生を迎える会を行いました。数年ぶりのこの形での開催です。
運動会に向けての取組もはじまりました。運動会で育てたい資質・能力は「協働性」です。本年度は子供たちが自分たちで種目を決めます。自分たちで決めた種目だからこそ、やる気責任をもって取り組むことができると考えます。
運動会では協働性(認め合う支え合うといこと)を育てることを主なねらいとしています。では、協働性は具体的にどんな過程を経て、子供たちに育っていくのでしょうか。まず「差」を知ることからはじまると思います。
台風の目をやりたい人とそうでもない人、すごく勝ちたい人とそうでもない人、必死になる人とほどほどの人、速く走れる人とゆっくりな人・・・。「みんなちがってみんないい」と頭ではわかっていても、実際に自分と他者の違いを受入れることは容易ではないような気がします。本当に勝ちたい子は「もっと真剣に走ってくれよ!」と思うかもしれません。勝っても負けても、どんな見栄えでもいいというわけでもありません。
モチベーションや体力に差がある中でも、向かっていくところは一つです。そこで、自分はどのように支え合いをするのかということを考えられるといいのかなと思います。得意、苦手、強み、弱さが入り交じる中で、自分はどう関わるかを考え行動することを経験できたらと思います。学校は様々な「差」を感じることができる場所です。自分と他者との差を感じ、どのように行動するべきか考え、認め合い支え合いへとつなげていこうと考えています。