運動会に向けて各学年集団演技の練習が進んでいます。本年度、5年生は自分たちでダンスを創ることに挑戦しています。既存の動きを習得することと、創ることでは育つ資質が異なります。
まず、「創る」ためには自分たちが何を目指すのか、「ゴールの姿」を明確にする必要があります。そのため、目的意識が高まります。
次に、創る過程では、「どんな動きにしようか?」「こうの方がいいかな?」など、友達と対話しながら進める必要性が出てきます。そのため、他者と協働する力が育ちます。
さらに、創った動きを友達に伝える過程では、動き方を言葉で説明することが必要になります。そのため、言葉で表現する力が育ちます。現段階で5年生は大体の動きができあがり、曲に合わせて踊ることができる段階になりました。よくここまで自分たちで創りあげたなと感心しました。
今後はどのように活動が進んでいくのでしょうか。「もっとよくしたい!」「かっこよくしたい!」と、よりよくしていく欲が芽生えるとさらに成長できるかなと思います。この「ひと皮むける成長」を促すところが難しいです。そのために大切なことは「今の自分の状態を知ること」だと考えます。
イメージしたものと現状が異なることはよくありますが、それに気づくか気づかないかで取り組み方も異なります。自撮りの動画を見たり友達のアドバイスをきいたりして自分を知ることが有効です。
本年度の合い言葉は「自分をのばそう やってみよう!」です。「やってみてどうだったか」を知ることで、何に取り組めばさらに成長できるかがわかります。自己理解が成長かぎとなります。今後、5年生はどうレベルアップしていくのか大変楽しみです。