本年度の運動会が5月27日(金)、ローズアリーナで行われます。全校を集めて行うことはできませんが、ペア学年で演技や競技を見合います。このように、学校では意図的に異年齢集団での活動を設定します。先日は、1,6年ペアと2,4年ペアが校外学習に出かけました。
異年齢集団の交流のよさはどこにあるのでしょうか。どのこも高学年であれば、必然的に「リーダー」として頼られる存在となります。普段の生活の中では、あまりリーダー的な役割を経験していない子は特に、リーダーとして集団の中で役割を果たすことを経験できます。
活動の中で、下の年齢の子に接するという難しさを知ることでしょう。そういう状況でも一生懸命役割を果たそうとする高学年のリーダーの姿は、低学年の子にとってはとても頼もしく見えるはずです。
優しくしてくれるリーダーに対して、親しみやあこがれ、尊敬の気持ちをもち、「自分もこうなりたい」という思いや願いをもつことによって、学校生活に目標や希望をもつことにつながります。ペア遠足、6年生の感想からとても貴重な学びがあったと感じました。本当に一生懸命、ペアさんと向き合ったことがわかります。
「何かしゃっべってくれるけど、聞こえない。私が話をすると横入りしてしゃべりはじめる。これが1年生か・・・。」
「後先考えずに突き進む1年生のペアさん。体力は私以上。1年生の体力をあなどっていました。はじめて母の気持ちがわかりました。」
苦労もあったようですが、それ以上に頼ってくれたことへの喜びがあったようです。お互い、いつもの同年齢集団とは異なる空気感中で学んだものは、価値あるものだと思いました。