体育館に「ありがとう」があふれ、感動いっぱいの会でした。5年生の企画、運営で行われた3月4日の「6年生ありがとうの会」、教頭先生が終わりの言葉でしみじみと言っていたように、「とてもよかった」です。今年も、えがお、2年~4年までのメッセージは動画となってしまいましたが、それでも十分に気持ちは伝わりました。
メッセージの中には、様々な「ありがとう」があり、その意味はそれぞれ異なっていました。1年生からは、ペアのお兄さんお姉さんとしての感謝のありがとう、えがお、2年生~4年生からは、学校のリーダーを務めてくれたことに対する感謝のありがとう、5年生からは、次は自分たちの番。今まで目標となってくれてありがとう、こんな意味を感じました。
6年生にとっては、「がんばったことを認めてもらえたありがとう」もあれば、「予想外のありがとう」もあったかもしれません。「2年生からのうれしかったことランキング」の上位に、「登校中、信号が渡れなかったとき、待っていてくれたこと」がありました。このことがランキング上位に入るほど感謝されるとは思っていなかった子もいたのではないでしょうか。
様々なありがとうにあふれた体育館で何が起こったか。発信した方も受け取った方も、どんなことが「ありがとう」と思われる行為なのかが共有できたと思います。そして、「ありがとう」といわれること、思われることは、すごく努力が必要なことばかりではなく、ちょっとした心がけでできることもたくさんあることがわかったのではないでしょうか。
来年度、1年生は2年生になり下級生ができます。5年生は最高学年となり、6年生はまた1年生になります。そのとき、この会で「こういうありがとうもあるんだな」と新たに気づいたことを活かしてほしいなと思います。
みんながちょっとずつ、今までしなかった「ありがとうといわれるような行動」をすれば、感動は何倍にもなりそうです。そんな日常を創ることができれば、もっと世の中は平和になるのではないでしょうか。6年生が立派に旅立ち、感動の輪が島田に広まることを期待しています。