世界的な問題が次々と起きる現状をみると、大きな時代の変革期にきていると感じます。これからは、「正解のない問題に直面する時代になる」と言われています。「正解がない問題」というのは、「解決できない」という意味ではなく、解決の仕方は幾通りもあり、自分に合ったものを選ぶ必要があるということだと思います。
そういう時代を見据えて、学校では「あなたはどう考える?」と投げかけて、考えを創る力を高めようとしています。
考えを創るためには、まずじっくり自分で考えることが必要です。そのためには時間が必要なので、授業の中で確保するようにしています。
考えができたら、他の人と交流します。自分の考えを伝えることで考えが整理され、友達の考えをきくことで別の視点で考えることができます。
クロームブックを使用することにより、考えの整理や発信がより充実します。
問題を解決するためには、問題を自分事ととらえて自分から行動する資質「主体性」必要です。自分から動き出すエネルギーになるのは、自分のよさを自覚できたときの「自信」、今の自分はどういう段階で、今後どう進めばよいかがわかる「見通し」など、「自己理解」だと考えます。よさも課題も受け止めて、自ら進む力を育てていきます。