夏休みが明けましたが、大変な状況が続いています。コロナ感染拡大から制約が多く、ベストな状態とはほど遠い中での教育活動となります。どのように安全を守っていくのだろうかと、不安を抱えていらっしゃる保護者の方も多いことかと思います。
検温、消毒、間隔を空けるなど、いろいろと指導することがあり心苦しくもなります。そんな思いの中、パラアスリートの方の言葉が心に響きました。
『ベストではない状態でどれだけよいパフォーマンスをみせられるか、そう考えて日々のトレーニングをしています。』
これは、コロナ禍における教育現場にも当てはまることです。ベストではない環境で、どれだけ質の高い教育を行うことができるかということです。
音楽の授業、歌は歌えないしリコーダーも吹けません。でも、楽譜を読む勉強はできます。この機会に階名を読む力をしっかり身につければ、楽譜がすらすら読めるようになります。そうすれば、今後のリコーダー練習が今までよりやりやすくなると思います。もしかしたら、「音符が読めないから音楽は苦手」と感じていた子が、「なんか楽しい!」と思うようになるかもしれません。
給食の支度は「だまって」です。「こんなに静かにできたのは初めて!」とうれしそうに話す担任もいました。子供たちも、「静かにてきぱきと支度をする心地よさ」を感じられたのではないでしょうか。新感覚の体験ですね。制約があるからこそ育つもの、きっとあります。
新体育館のフロアの感触も新感覚です!